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1. 岡崎市議会 1993-12-31
   12月06日－25号

   
   取得元: 岡崎市議会公式サイト
   最終取得日: 2021-08-19
   平成　５年　１２月　定例会 ◎事務局長（足立誠君）　ただいまから平成５年12月岡崎市議会定例会の開会式を行います。　議長あいさつ。　　　　　（議長　渡辺五郎君　登壇） ○議長（渡辺五郎君）　おはようございます。　一言ごあいさつを申し上げます。　議員各位の御参集を賜り、ここに12月定例会を開催できますことは、まことに御同慶にたえないところであります。　本議会には、平成５年度一般会計補正予算を初め条例の改正等諸議案が提案されます。議員各位には、当面する市政の諸問題を含め、十分な御審議を賜り、適切な御議決をされますよう希望するものであります。　また、議会運営につきましても、格別な御協力を賜りますようお願いを申し上げまして、開会のごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いいたします。　　　　　（議長　渡辺五郎君　降壇） ◎事務局長（足立誠君）　市長あいさつ。　　　　　（市長　中根鎭夫君　登壇） ◎市長（中根鎭夫君）　皆さん、おはようございます。　本日ここに12月定例市議会が開催されるに当たりまして、私からも一言ごあいさつを申し上げます。　師走に入りまして、議員各位におかれましては、公私ともに極めて御多忙の中に御出席を賜りまして、まことにありがとうございます。厚くお礼を申し上げる次第でございます。　本定例市議会におきまして御審議をお願いいたします議案は、条例の一部改正並びに平成５年度の補正予算などでございます。各議案の内容につきましては、それぞれ御説明をさせていただきますが、何とぞよろしく御審議を賜りまして、御議決を賜りますように心からお願いを申し上げまして、簡単ではございますが、あいさつにかえさせていただきます。よろしくお願いいたします。　　　　　（市長　中根鎭夫君　降壇） ◎事務局長（足立誠君）　これをもちまして開会式を終わります。－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－　　　　　　　　　　　　　午前10時３分開会 ○議長（渡辺五郎君）　出席議員が定足数に達しておりますので、ただいまから平成５年12月岡崎市議会定例会を開会いたします。　直ちに本日の会議を開きます。　本日出席を求めた理事者は、市長初め関係職員であります。　本日の議事日程は、お手元に配付の印刷物により御承知願います。　この際、諸般の報告をいたします。　議案の受理、請願・陳情の受理、議決事件の処理、閉会中に開催された委員会の結果報告、出納検査の結果報告の受理状況は、お手元に配付した印刷物のとおりであります。　以上、報告いたします。 ○議長（渡辺五郎君）　日程第１、会議録署名議員の指名を行います。　会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、14番　小野政明君、19番　荒木鉄之助君の御両名を指名いたします。－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ ○議長（渡辺五郎君）　日程第２、会期の決定を議題といたします。　お諮りいたします。　今期定例会の会期は、本日から22日までの17日間といたしたいと思います。　これに御異議ありませんか。　　　　　（「異議なし」の声あり） ○議長（渡辺五郎君）　御異議なしと認めます。　よって、今期定例会の会期は、本日から22日までの17日間と決しました。－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ ○議長（渡辺五郎君）　日程第３、第 105号議案「岡崎市土地開発公社定款の一部改正について」外26件を上程し、市長の提案理由の説明を求めます。　市長。　　　　　（市長　中根鎭夫君　登壇） ◎市長（中根鎭夫君）　12月定例会が開催されるに当たりまして、所信の一端と今議会に提案いたしました議案の大要につきまして御説明を申し上げます。　菊花の香る秋も過ぎ、師走の慌ただしい雰囲気の中に、一段と冬の気配を感じられる季節となってまいりました。　恵まれた自然と歴史を享受し、西三河の中核都市として活力と創造性あふれる都市を目指し、市民の皆さん方が安心して生活できることを基本として、各種の施策を展開しているところでございますが、本年度当初に御審議いただきました諸施策も、市議会を初め市民の皆さん方の温かい御協力と深い御理解によりまして、所期の計画に基づきまして順調に進捗を図ることができておりますことは、まことに喜ばしい限りでございます。　ところで、都市におきます生活の利便性とは裏腹に、多くの犠牲者を生む交通事故の減少を願い、議会におかれましては、本年３月に「交通死亡事故のない安全なまち」に関する決議をされ、各種の運動を展開されましたが、去る９月には議員みずからが街頭において交通安全キャンペーンを実施されたところでございまして、このような御努力に対しまして心より感謝申し上げるとともに、交通事故撲滅に向けまして一層の御支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げる次第でございます。　また、将来予定されております国際空港などに対応するために、「中部新国際空港アクセス道路建設促進議会協議会」も、本市の議長さんを会長として、西三河と知多の６市６町で組織され、いよいよ具体的な活動を始められ、行政を預かる者といたしましてもまことに心強く、これまでの御労苦に対しまして厚くお礼を申し上げるとともに、議員各位の御協力に対しましても、衷心より感謝申し上げる次第でございます。　さて、本年度計画いたしました事業の状況について若干申し述べさせていただくならば、まず公共施設の整備でございますが、福祉活動の拠点施設といたしまして、平成４年度から３カ年の継続事業といたしまして建設を進めております福祉会館は、平成６年度上期の完成に向けまして、施設の全容があらわれつつあるところでございます。　また、岡崎墓園内の納骨堂は、利用される方々の利便を考慮し、葬祭施設をあわせ備えたものといたしまして整備を進めているところでございます。　次に、生活の多様化に伴い増加するごみの種類及び量に対応するために、市民の皆さん方に分別収集への御協力をお願いしているところでございますが、行政といたしましても、資源ごみの再利用と最終処分場の延命を図るために、リサイクル施設の建設を推進し、八帖クリーンセンターには、高性能で最新鋭の公害防止設備を完備いたしましたごみ処理施設の建設に着手し、５年度から３カ年の継続事業として積極的に事業の推進を図っているところでございます。　続きまして、中心市街地の道路交通の円滑化と、駐車場利用者の利便性向上のための駐車場案内システムも、６年度の供用開始に向けまして整備を進めております。　また、稲熊橋、美保橋のかけかえ事業も順調に推移しており、中央総合公園への進入路となっております高隆寺大橋につきましては、今年度末の完成を目指し、残る舗装等の整備も、東公園線とあわせて行うことにより、愛知国体のメーン道路の一つといたしまして供用する予定となっております。　さらに、中央総合公園内に建設をしておりました弓道場は、11月末に完工し、来年度早期の供用開始に向けまして、国庫補助を得ながら周辺整備を進めているところでございます。　次に、国の総合経済対策に伴いまして、６月の議会におきまして御議決をいただき、繰り越し措置をさせていただきました市営住宅天神荘68戸も、来年８月の完成を目指し、建設を進めているところでございます。　そのほか、学校施設では、校舎の増改築を初めとし、プールの建設、柔剣道場の建設、冷暖房施設の設置など、各種整備も順調に事業の進捗を図っております。　以上、主な施設の状況につきまして御説明をいたしましたが、このほか、ソフト面の事業といたしまして、岡崎市全市を舞台といたしました第５回全国生涯学習フェスティバル「まなびピア '93イン愛知」は、市民会館、中央総合公園のほか、市内各公共施設を利用し、文化、健康など多方面にわたって、それぞれの分野におきまして御活躍中の方々に御講演をいただくなど、世代を越えた触れ合いの場、出会いの場を創造することによりまして、家庭あるいは地域において豊かで実りある人生が送れるよう、各種の事業を実施してまいりました。多数の市民の皆さん方の御参加をいただき、成功裏に開催することができましたことはまことに喜ばしく、このフェスティバルに対しまして御協力をいただきました皆様に心より感謝を申し上げる次第でございます。　今後におきましても、急速に進行してまいります長寿化社会に向けまして各種の施策を積極的に推進してまいりたいと考えております。よろしく御支援、御協力を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。　さて、最近における経済情勢と本市の財政見通しにつきまして一言申し述べたいと存じます。　既に御承知のとおり、国内の景気は、バブル崩壊によりまして、資産価値の下落及び個人消費の低迷に加え、急激な円高、天候不順に伴う販売不振によるところの在庫調整のおくれが目立ち、先行き不安によるところの企業の設備投資意欲が減退していると言われております。また、企業を取り巻く経営環境の悪化から、新規採用の抑制など雇用情勢に極めて厳しい状況があらわれてきており、不況の長期化が心配されるところとなっております。　このような経済情勢に配慮し、政府は本年度４月の総合経済対策に加え、９月には６兆円を超える緊急経済対策を決定し、また公定歩合の引き下げを実施するなど、景気回復に向けました財政・金融政策を推進しているところでございます。　市といたしましても、このような景気の情勢に配慮し、中小企業の方々に対する融資金利について、10月に引き続き本日よりさらに引き下げをさせていただいたところでございます。　しかしながら、今回の不況は、過去のものとは相違した構造的な一面もあり、国税収入は平成４年度に引き続き平成５年度も大幅な不足が見込まれる状況となり、国の財政運営は非常に深刻なものとなっております。　一方、地方財政を取り巻く環境も厳しい状況となってきており、今議会におきましては、市民税法人分の減額補正を計上しているところでございまして、前年度の所得動向に左右される地方税の性格からいたしまして、今後一段と深刻な状況が予想されるところでございます。　このような基本認識の上に、今年度の予算執行並びに新年度の予算編成に当たっては、引き続き積極的な財源確保に努め、また各事業につきましては、事業内容の妥当性、緊急性、投資効果等を十分検討の上、厳選してまいりたいと考えております。しかしながら、社会経済情勢に即した施策で、真に必要と思われるものにつきましては、財源の重点的、効率的配分に努め、健全財政を維持する中で、市民福祉の向上のために積極的に推進してまいりたいと存じておる次第でございます。この点、よろしく御理解、御協力を賜りますようにお願いを申し上げる次第でございます。　それでは、本議会におきまして御審議をいただきます諸議案につきまして御説明を申し上げます。　まず、条例案でございますが、一部改正条例といたしまして、乳幼児に係る医療に要する費用の助成範囲を広げる岡崎市乳幼児医療費助成条例、また銀行法施行令の一部改正によりまして、12月31日が銀行、信用金庫等の休日とされたことに伴いまして、12月における家賃等の納期限を延長する岡崎市公設市場条例及び岡崎市市営住宅条例、国家公務員の給与改定に準じて職員の給与改定を行う岡崎市職員の給与に関する条例、そして去る11月11日に岡崎市特別職報酬等審議会から答申をいただきました議長、副議長及び議員の報酬額並びに市長、助役及び収入役の給料の額の改定、これらの報酬額及び給料の額の改定に準じ、常勤の監査委員の給料の額の改定を行い、また期末手当の支給率を職員の給与改定に準じて改正することを内容とする岡崎市議会議員の報酬等に関する条例などでございます。　その他の議案といたしましては、岡崎市土地開発公社の業務範囲の拡大を図る岡崎市土地開発公社の定款の一部改正、岡崎市美術館・博物館収蔵庫棟の建設に係る工事請負の契約、圃場整備事業に伴う字の区域の変更、都市公園を設置する区域の決定などでございます。　続きまして、補正予算でございますが、一般会計におきましては７億 8,330万円の増額、特別会計では２億 1,190余万円の増額、企業会計では２億 4,380余万円の増額補正でございます。　補正予算の主な内容につきまして御説明を申し上げます。　まず、議会費につきましては、行政調査等の旅費の減額などでございます。　次に、総務費でございますが、金融政策による金利の低下に伴い、各種基金の運用収益の減収が見込まれ、これに相当する財政調整基金積立金を減額するものでございますが、他の基金につきましても、各科目でそれぞれ減額措置をとっております。そのほか、景気の状況を映した市税等過誤納金払戻金の増額のほか、学区こどもの家の用地購入費の増額などでございます。　続きまして、民生費でございます。国民健康保険事業特別会計に対する繰出金の増額、寄附金を財源とした福祉基金の積み立て、給付対象者等の増加による身体障害者、精神薄弱者及び老人介護に要するところの扶助費の増額、私立保育園運営経費の増加に対応しての補助金の増額などでございます。　衛生費でございます。成人、老人等の受診者数の増加によるところの健康診査委託費の増額のほか、病院を取り巻く経営環境の厳しさを勘案し、病院事業に対する負担金の増額補正をお願いするものでございます。また、平成５年度から７年度までの事業として継続費を設定し、鋭意整備を進めておりますごみ処理施設とリサイクル施設の建設事業では、それぞれ工事内容等の一部変更及び契約差金により、事業費の総額を減額するものでございます。これに伴い、リサイクル施設につきましては、５年度事業費も減額をいたしております。　農林業費でございます。農産振興費では、県の補助事業費の確定による補助金を減額し、農業バイオセンターでは契約差金等による研究施設建設工事費の減額をしております。　引き続きまして、土木費でございます。総合現業事務所費では、現在の現業事務所の老朽化等に対処するため、かねてより市有地の有効利用も含めて、適地を調査してまいりましたところでございますが、このたび作業効率等も検討の上、箱柳町地内の資材置き場を整備し、新たに総合現業事務所を建設することとし、６年度の造成工事に備え、測量設計に係る委託経費の増額補正をお願いするものでございます。　道路新設改良費では、国庫補助事業の採択等によりますところの財源更正及び県事業の施行に伴う公共補償による用地購入費の増額などを行っております。　都市計画関係では、工事内容の一部変更及び契約差金により、駐車場案内システムの工事費を減額し、街路事業におきましては、国県補助事業の増額内示による工事費の増額のほか、街路整備に係る用地購入費の増額をお願いしております。また、東岡崎駅周辺整備事業では、一部事業費の組み替えと代替用地の取得経費を増額しております。　次に、住宅建設費では、市営住宅天神荘の建設において、一部地盤が良好であったことなどによる工事内容の変更及び契約差金による工事費の減額などでございます。　なお、本市の重点事業の一つとして整備を進めております中央総合公園整備事業におきましては、野球場、総合体育館、テニスコート、弓道場に続きまして、整備を予定しております多目的広場の一部計画の見直しによる委託費の減額と、緑化推進を目的としての御寄附を財源といたしまして、造成等工事費の増額などをしております。　次に、教育費でございますが、小学校費では、昨年度より学校の職場環境整備といたしまして実施しております冷暖房設備設置工事費の契約差金等による減額を、中学校費では、大規模改造事業の工事内容の変更と契約差金によるところの工事費の減額などを計上し、また小中学校費において、それぞれ学校用地の取得に要する経費につきまして、契約差金等の整理の上、増額計上しております。　公債費でございますが、平成４年度に借り入れをいたしました市債の借入利率の低下などによるところの減額でございます。　続きまして、継続費の補正でございます。　さきに御説明を申し上げましたごみ処理施設建設、リサイクル施設建設の年割り額及び総額の補正を行っております。　次に、繰越明許費でございますが、事業執行に当たり、年度内完成が見込まれない道路網調査事業と東公園整備事業につきまして、あらかじめ繰り越しをお願いするものでございます。　債務負担行為につきましては、景気浮揚に向けた国の経済対策に歩調を合わせ、また年間工事の平準化を図るため、ゼロ市債を計上し、道路整備事業を推進するものでございます。　以上が、一般会計歳出予算の主な内容でございますが、今回の補正予算の財源といたしましては、国県支出金、前年度繰越金、市債等の歳入によりまして収支の均衡を図っております。　続きまして、特別会計でございます。　下水道特別会計でございますが、流域下水道への流入量の増加などによる維持管理に対する負担金の増額と流域下水道の供用開始に伴う衛生設備資金貸し付け件数の増加によるところの貸付金の増額のほか、一般会計の道路整備事業と同様の趣旨により、下水道の面整備の推進を図るための債務負担行為の補正を行っております。　農業集落排水事業特別会計では、工事の進捗に伴う一部事業費の組み替えなどを行い、また緊急経済対策に関連し、国よりゼロ国債としての事業が内定したことにより、債務負担行為を新たに設定しております。　競艇事業会計では、県の公営競技収益金均てん化方針に基づくところの補正を行っております。　国民健康保険事業特別会計では、老人保健医療費負担金と前年度の国庫負担金の確定などによる所要経費の補正でございます。　老人保健特別会計は、平成４年度医療費に対する国庫負担金等の精算に伴う補正を行っております。　病院事業会計の収入では、医療単価の増による入院収益の増額、一般会計からの負担金の増額をし、支出では、薬品・診療材料費等の増額、施設改修に係る工事内容等の変更による減額のほか、来院をされる方々の駐車場利用時の混雑を少しでも緩和できるようにするための工事費の増額をお願いしております。そのほか、新病院建設のための調査等に係る委託費につきまして、一部計画の見直しにより減額し、また新病院建設用地の隣接地取得のための債務負担行為を設定しております。　次に、水道事業会計でございますが、民間開発行為等に伴う給水施設工事費の増額などのほか、水道事業用地の取得のための債務負担行為を設定しております。　以上のほか、人件費関係といたしまして、さきの特別職報酬等審議会の答申に基づいて、特別職の報酬の引き上げに要する経費と、各会計にわたり、人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定に準じた給与関連の所要経費を補正いたしております。　以上が、今議会に提案いたしました議案の大要でございます。よろしく御審議をいただきまして、御議決を賜りますようお願い申し上げ、議案の説明とさせていただく次第でございます。　御清聴ありがとうございました。　　　　　（市長　中根鎭夫君　降壇） ○議長（渡辺五郎君）　以上で本日の議事日程は終了いたしました。　なお、明７日は議案精読のため休会、12月８日午前10時再開することとし、本日はこれにて散会いたします。　　　　　　　　　　　　　午前10時29分散会　地方自治法第 123条第２項の規定により、ここに署名する。　　　　　　　　　議長　　　渡辺五郎　　　　　　　　　署名者　　小野政明　　　　　　　　　署名者　　荒木鉄之助...